さようならポプラ

昨日早朝、我が家の愛犬ポプラが息を引き取りました。
１１歳6ヶ月。病名は肝臓癌です。

数日前から体調が悪くいつも行ってる病院で何日か注射打ったりしてもらい、
少し良くなったのかなと思っていたら夕方体調が急変。
行きつけの病院はもう閉まってるのでまた別の病院で見てもらったら病名が判明しました。
この時点で手の施しようが無く余命は１ヶ月と診断。
あまりに急すぎて頭が追いついてませんでした。

でもあと一ヶ月…薬やいろいろと家族でがんばればもしかしたら年内まではがんばれるかもしれない、
もしかしたらもっと長生きするかも…と一丸になっていたのですが、
一日検査入院させて朝電話してみたら肝不全を起こして今日か明日が山と宣告されました。
とりあえず家に帰ってこさせて家族で様子をみることに。
そのときには呼吸も辛そうで立って歩くこともおぼつかない状態…。
それでもなんとか次の日まで持ってくれて、
点滴打ってもらおうと父の車で病院まで行こうと移動していたその時、ポプラの呼吸が止まったそうです。

私は仕事に行くため付き添うことができず、電話でその瞬間を知ることができました。

その日の仕事は早くあがれるため、家に帰ってみたらダンボールの中で硬直してるポプラ…。
あまりにも唐突で早すぎる死でした。
11歳なんてまだ還暦すぎたくらいではないか…よっぽど辛かったのでしょうね…。
なぜこんな状態になるまで気づけなかったのか、ちゃんと病院にも定期的に連れて行っていたのに。
肝臓癌は見つけにくいらしいですが、この数日、血液検査やエコーまでとってくれてたらしいのに診断は「腫瘍はない」。これはあまりにもずさんな診断ではないでしょうか？
丁寧だと思いいつもここで診察していた母や私達家族にとってひどい裏切りです。

別の病院では半年前に手術すればなんとかなったかもしれないと言われました。
半年前と言ったら体調が悪くなり病院に行きました。
そしたら大腸炎が悪化したという診察で薬を貰い注射されただけです。
あの時疑問を持って、今の病院でセカンドオピニオンしていればもしかしたら助かっていたかもしれないと思うと、
私達家族はなんて残酷なことをしたのかと思うと悔しくて仕方がありません。

そしてセカンドオピニオンをしていただいた病院はとても親切で、
充実した設備、丁寧な説明でようやくポプラの容態がわかりました。
そして最後の最後まで息を引き取ったポプラに数人係で心臓マッサージを施してくれたらしいです。
病院をでる時にはスタッフ全員でお見送りをしていただけたと。
さらに次の日には花を自宅に送ってくださいました。
こんな素晴らしい病院が近所にあったなんてとても感動しました。
本当に、最初からここでポプラを見てもらえばよかったと猛烈に反省しています。
「あさか台動物病院」もし次生き物を飼い始めたときには必ずここでお世話になろうと決めました。

前の病院をとやかく言うのはもうしません。
最後まで見抜けなかった私達家族にも責任がありますから。

でもポプラ、あなたが家に来てくれて家族は本当に救われました。
これからは天国でゆっくりと休んでくださいね。


KANAME